アスクルが障害に関する第16報公表、商品数10倍に回復

アスクルが障害に関する第16報公表、商品数10倍に回復

アスクルは1月15日、昨年10月19日に発生した大規模ランサムウェア攻撃によるシステム障害に関する第16報を公表した。約3カ月にわたる混乱が続く中、法人向け主力のASKULサービスで目に見える回復が進んでいる。

ASKUL、関西DC再開で取扱商品が急増

14日から関西の物流センター(DC)でも本格的な倉庫管理システムを活用した出荷を再開。これにより、単品注文可能な商品数は約2万5,000点から約24万4,000点(申込番号ベースで約34万4000アイテム)へと大幅に拡大。直送品を含めると1,400万点を超える規模まで回復した。

ASKUL、商品によっては配送まで遅れ

ただし、出荷拠点が一部に限定されている影響で、商品によっては配送まで1日から7日程度の遅れが生じている。同社は「安全稼働を最優先にしながらセンターを順次増やしていく」と説明。東京、関東、仙台、福岡、関西の各DCに加え、大阪・横浜・名古屋の物流センターからも箱単位の出荷を再開しており、従来通りの商品数と納期での安定供給を目指す方針。

LOHACOは1月再開予定、正常化進む

個人向け通販のLOHACOについては1月中の再開を予定している。印刷サービスの「パプリ」はすでに全顧客向けに通常稼働を開始したものの、一部で納期遅れが発生。ソロエルや外部カタログ連携サービス(直販モデルを含む)はすでに通常通り提供されており、事業全体の回復が着実に進んでいることがうかがえる。

復旧に向け全社を挙げて取り組む姿勢

アスクルは発表文の中で「ご利用いただいているお客様、関係者の皆さまに多大なご迷惑とご心配をおかけしたことを深くお詫び申し上げます」と改めて謝罪。一日も早い完全復旧に向けて全社を挙げて取り組む姿勢を強調している。発表内容は15日時点のもので、今後の状況変化に応じて更新される見通しだ。

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