
OpenAIは、ひっそりと新たな翻訳ツール「ChatGPT Translate」をウェブ上で公開した。2026年1月にこっそり登場したこのサービスは、ChatGPTの翻訳機能を独立させた専用ツールで、公式からの大々的な発表はなく、関係メディアが次々と報じる形で注目を集めている。
ChatGPT Translateはシンプル
ChatGPT Translateの画面は左右に分かれたレイアウトで、左側に原文を入力すると右側にほぼ瞬時に翻訳結果が表示される。Google翻訳やDeepLに似た直感的な操作感で、自動言語検出機能も搭載。50を超える主要言語に対応しており、日常使いからビジネスシーンまで幅広くカバーする。
ChatGPT Translate翻訳の強み
「ChatGPT Translate」最大の売りは、単なる単語置き換えではなく、文脈やニュアンス、慣用表現、話し手のトーンまでしっかり理解した自然な訳文を出力する点。翻訳結果が出たあと、「もっとフォーマルに」「カジュアルな感じで」「ビジネス文書風に」「子供向けに」などとスタイルを指定すれば、即座に調整が可能。この微妙なニュアンスのコントロール機能は、従来の機械翻訳ツールにはない大きな差別化ポイントとなっている。
音声・画像対応は一部限定的か
音声入力や画像からの翻訳にも対応するとうたわれているが、現時点のウェブ版では実装が限定的で、フル活用できる状態ではない模様。また、使用しているAIモデルの詳細については、OpenAI側から一切明らかにされていない。
Google一強の市場に切り込む
翻訳は日常的に最も使われるAI機能の一つだけに、OpenAIが本腰を入れて専用ツールを投入してきた印象が強い。Google翻訳が長年支配してきた分野に、会話型AIの文脈理解力を武器にどう切り込んでいくのか。静かなスタートながら、今後のアップデートやユーザー評価が鍵を握りそうだ。