
note株式会社が運営するクリエイタープラットフォーム「note」で、約30万件に上る有料記事と、月額課金型のメンバーシップのデータを大規模に分析した結果が公表された。
noteで収入を得る人が増加
noteは市場全体が勢いを増しており、特にメンバーシップの売上は前年同月比81.3%増、購入件数も86.3%増と急伸している。売上を上げているクリエイターの数も倍近くに膨らみ、有料記事の売上自体も同26.8%増と堅調だ。収益化に成功する人の裾野が着実に広がりを見せている。
本業レベルの収入に到達も
noteの年間売上ランキング上位1,000人の平均売上額は約1,515万円に達した。もはや副業の域を超え、本業として十分に成立する水準まで成長したことがデータから明らかになった。こうした数字は、noteが単なる発信ツールではなく、個人の専門性や経験を直接お金に変えられる場として成熟しつつあることを示している。
急成長カテゴリーはどれか
noteで特に勢いがある分野は、AIの活用法やSNS運用術、複業・在宅ワークなど収入を増やすためのスキル系と、育児や教育といった身近な悩みを解決するノウハウ系。これらのカテゴリーでは、新規参入者が上位を占めるケースが目立つ。例えば育児関連のメンバーシップでは、売上トップ10のうち7人が1年以内に始めたばかりのクリエイターだった。始めたばかりでも、需要の高いテーマを選べば比較的早く収益化できる環境が整いつつあると言えそうだ。
note有料記事内容と価格差
有料記事を「実用ノウハウ系」と「読み物系」に分けて分析したところ、平均価格に大きな差が出たとのこと。実用ノウハウ系は平均価格が1,842円なのに対し、読み物系は983円と、約1.9倍の開きがある。読者が「これを買えば具体的に役立つ」と実感できる内容ほど、高単価でも納得して購入される傾向が強い。
記事内容の質と伝え方が鍵
一方、記事の文字数と売上の相関はほぼゼロだった模様。長く書けば売れるというわけではなく、内容の質と伝え方が鍵を握っていることがはっきりした。
無料部分と有料部分の割合
売れている実用ノウハウ系の記事に共通するのは、無料部分でしっかり価値を伝え、有料部分を無駄なくコンパクトにまとめるスタイルだ。読者に「続きを読めば解決する」という期待感を持たせることが、高い購入率につながっている。
noteは工夫次第で収入に
noteが公表した一連の分析から、noteは個人の知見をすぐにビジネスに変えられるプラットフォームとして、ますます存在感を高めていると言える。経験年数やフォロワー数に関わらず、テーマ選びと伝え方の工夫次第で本格的な収入を得られる時代が、確実に到来しつつあるようだ。