
AIチャットボットを日常的に利用する中で、自身の入力データがどのように扱われているかに関心を持つユーザーも少なくない。収集範囲や保管方法、漏洩リスクなどについての懸念も指摘されている。
各AIでデータ収集の範囲に差
こうした中、SurfsharkがApple App Storeで人気のAIチャットボット10種類を対象に実施した調査が参考になる。各アプリはいずれもユーザー情報を収集しており、平均では35種類中11種類のデータが対象となっている。また、約7割のアプリが位置情報を収集している点も明らかになった。
Meta AIは収集項目が最多
中でもMeta AIは35種類中33種類のデータを収集しており、最も多い水準となった。金融情報に関するカテゴリを網羅しているほか、人種・民族、性的指向、妊娠・出産、障害、宗教的信念、政治的意見、遺伝情報、生体認証などのセンシティブ情報も含まれている。
GeminiやChatGPTも広範に収集
Google Geminiは23種類のデータを収集しており、正確な位置情報に加え、連絡先、ユーザーコンテンツ、検索履歴、ブラウジング履歴など幅広い項目が対象となっている。ChatGPTは17種類とされ、前年調査から約7割増加。新たに粗い位置情報、健康・フィットネス、検索履歴、オーディオデータ、広告データなどが追加されている。
ClaudeやDeepSeekの状況
Claudeは13種類にとどまり、主にアプリの基本機能に関連するデータが中心とされる。一方で、分析や広告・マーケティング用途への利用余地は残されている。DeepSeekも13種類のデータを収集しており、サーバーは中華人民共和国に所在する。過去には100万件を超えるチャット履歴やAPIキーが流出した事例も報告されている。
調査は2026年3月24日に公開された。各社のデータ取り扱いに対する方針や対応について、今後の動向が注目される。